プレゼンの順番をどうしたらいいか?
毎年、この2月3月の時期に半年間の研修の成果発表会があります。
事前に事務局の方々とどのグループから発表させるかとか、どういう順番にするか
相談して決めていきますが、結構、事務局の方々が勘違いされているところがあり、
例えば、以下のような順番はいずれも宜しくないパターンとなっています。
パターン1:1→2→3、A→B→C等のグループの順番パターン
聞き手をがっかりさせるリスクが高い
パターン2:一番出来のいいグループを大トリに持ってくるパターン
聞き手が最後まで待ちきれないリスクが有る
パターン3:逆に一番出来の良いグループを最初に持ってくるパターン
最初が良くて、尻すぼみになるリスク有り
私は、ここ20年ほどこの手のプレゼンの指導をしてきていますが、
プレゼン内容の出来だけでなく、どういう順番でプレゼンさせるかも
発表会全体の雰囲気に大きな影響を与えることを感じてきました。
そこで、社長や役員を始め、聴き手の方々のこと、さらにプレゼンテーター自身の
メンタル面にまで配慮して順番を決める必要があると思うに至り、
次のようなことを考慮して順番を決めるようにしてきています。
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キーワードは、「出し物」です。
1.トップバッターはツカミの取れるグループに
・どんなイベントでもトップバッターは重要です。
・トップバッターがうまくやれると、二番手以降もうまくやれます。
・ですから、トップバッターのグループは、プレゼン資料の出来が良く、
しゃべりが上手いグループを選びます。
・しゃべりだけ上手くても、プレゼン資料がプア―だと幻滅してしまいますから、
しゃべりだけ上手くてもダメです。
・たとえプレゼン内容が一番良くても、しゃべりが必ずしも上手くない人たちがやると
今一な感じがして、その後のグループがやりづらくなります。
・まずトップバッターは、うまくこなして波に乗れるグループを選びます。
2.出来の良いグループは二番手に
・トップバッターのグループが波に乗せてくれると、二番手は話しやすくなります。
・ですから、一番出来の良いグループを二番手にして、聴き手の期待に応えます。
・出来の良いグループを大トリに持ってくるパターンは、それ以前のグループの
出来が悪くて聴き手をがっかりさせてしまったり、平凡な内容の提言で退屈させてしまう
リスクがあり、あまり良くありません。
・一番出来の良いグループを大トリに持ってきてもいいパターンというのは、
途中のグループの出来がいいケースです。
・一定以上のクオリティを担保できているのであれば、聴き手の人達を最後まで
飽きさせずに引っ張ってくることができます。
3.最後のグループは、そこそこの出来のいいグループを
・ちょっと飛んで、最後のプレゼンをするグループは、そこそこ出来の良いグループを
選んだ方がいいです。
・いわゆる「後味」の悪さを残さないためです。
・仮に途中にダメなグループがあっても、最後をいいグループで締められると、「後味」が
悪くなく終われます。
発表するグループ数は、研修の規模によって変わりますが、私がこれまで指導してきた中では、
2グループ~4グループ、多い時で6グループでした。
ですので、グループ数によって順番は変わってきますが、概ね上記のような観点で決めて
おいてもらうと、
聴き手については、集中力を切らすことなく、プレゼンを聴いてもらって、満足を得られ、
かつ発表者側については、過度に緊張することなく、比較的落ち着いて、ふだんに近い
パフォーマンスを出してくれてうまく行くと思います。
その結果、「あの発表会は良かったね!」と言ってもらえる発表会に出来ると思いますので、
参考にしてください。
発表会は、聴き手にとっては「出し物」で、寄席やお芝居と同じように、演目順をよく
考えて順番を決めることが大切です。

